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2012年7月18日 (水)

世迷いごと

Imgp1883 将来のエネルギー構成に関する意見聴取会における「放射能の直接的な影響で死んだ人は一人もいない」という中部電力社員の発言について、東京新聞のコラム"筆洗"が痛烈に批判しています。

 まるで、呪文のように原発推進派から吐き出される言葉がある。「放射能の直接的な影響で死んだ人は一人もいない」。福島第一原発の事故で放出された大量の放射能の影響が将来どんな形で出るのか、専門家の間でも意見が分かれているが、そんなことは関係ないらしい▼逆に想像してみたい。事故がなかったら、どれだけの人が死ななくて済んだか。国会事故調査委員会によると、事故直後の約三週間、避難区域になった二十キロ圏内の病院と介護老人保健施設で、少なくとも六十人が避難後に死亡したという▼農業や酪農の先行きを悲観した人、職を失った人、避難生活のストレスでうつ病になった人…。多くの人が自ら命を絶った。その姿は想像できないようだ▼将来の原発比率はどうあるべきか。政府主催の意見聴取会(名古屋市)でもこの呪文が飛び出した。個人の意見として「放射能で死んだ人はいない」と言い切ったのは、20~25%案を支持した中部電力の課長だ・・・

このコラムを読むうちに、昨年の夏、一時避難区域に編入されていた母の実家を訪ねた折りに、実家を継いだ従姉が、避難にともなう疲労やストレスでたくさんのお年寄りがなくなり、「毎日のようにじゃんぽん(福島県浜通り地方の方言で"お葬式"のこと)なんだあ」と嘆息まじりに話していたことを思い出しました。報道されることもなく死んでいった人たちが大勢いたこと、また、自分たちの権益を守りたいがために世迷いごとを並べるあさましい人たちがいたことを、けっして忘れないようにしようと思っています。
(サムネイルをクリックすると拡大画像をご覧いただけます)

@Yoyogikamizonocho, Shibuya-ku, Tokyo

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