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2012年3月11日 (日)

Deportee

Imgp1811 去年の3月、いわき市の北端に位置する郷里にはいり、津波によってついえた海沿いの集落や、被害は免れたものの原発事故の影響で人の気配が絶えた生家周辺の家並を眺めやるうちに、ここは遠い遠い昔に倭の軍勢に敗れてからというもの、たとえば俘囚として連れ去られた蝦夷(えみし)と呼ばれていた人々や、女衒に買われていった女たち、集団就職の子どもたち、出稼ぎの男たちなど、数えきれないほどの人々が故郷を捨て去ることを余儀なくされてきた土地だったのではないか、といったとりとめのない感傷が膨らみ、ついである歌が脳裡をみたしたのでした。1948年に起こったメキシコからの季節労働者をのせた飛行機の墜落事故を題材に、ウッディー・ガスリーがつくった"Deportee"です。直訳すれば「追放された人」というタイトルをもつこの曲は、田川律(ただす)さんの訳詞によるものを加藤登紀子さんも歌っています(邦題は"流れ者")が、ここではウッディー・ガスリーの息子アーロ・ガスリーによるものをお聴きください(この曲が生まれた背景や歌詞については、こちらの記事がお奨めです)。
アッブした写真は去年の9月19日、"さようなら原発 5万人集会"の日に、渋谷区神南にある東電電力館前で撮ったものです。
(サムネイルをクリックすると拡大画像をご覧いただけます)

@Jinnan, Shibuya-ku, Tokyo

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コメント

この中には、僕の友達も沢山いるはずです。
一緒に歩けぬこの身が恨めしい・・・・。
例えこの身は滅ぶとも・・・
魂魄ここに留まりて・・恨みはらさでおくべきか!
東電は怨嗟や鬼火で発電する方法を研究するべきです。

投稿: とっぷくぷ | 2012年3月13日 (火) 09時23分

>とっぷくぷさん
こんにちは。
最近は、発電部門よりも利用機器の効率化にお金を投じたほうが、コストパフォーマンスが高いし、環境負荷の低減に効果があるのではないかと考えています(たとえば、照明LED化費用の大部分を公費負担にするなど)。長期的には、長距離送電を余儀なくされるような大都市圏集中の社会構造を変えていくべきだと思います。電源を分散すれば、送電ロスをふくむ送電部門のコストを軽減できるだけでなく、発電部門で捨てている膨大な熱の利用可能性も高まります。さらに、電気事業とガス事業の垣根を取っ払うことで、より最適なエネルギーミックスを追求することも重要だと思っています。スローガン的に表現すれば、"電源のベストミックス"から"エネルギーのベストミックス"へ、ということなります。

投稿: Rambler5439 | 2012年3月13日 (火) 11時08分

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