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2008年5月24日 (土)

Back to the Sea

Imgp4144_2 Imgp4087fe_3今回、急に帰省を思い立ったきっかけは、masaさんの名ブログ"Kai-Wai 散策"の記事"愛宕山から"の中で、「海食崖」という単語に出くわしたことでした。というのも、ぼくが生まれ育った町には、絶えず崩落をつづけている小さな岬があって、まだ小学生だった頃、地質の研究者になった20ほど歳の離れた従兄から「カイショクガイ、カイショクドウ(海食洞)」という魔法的な響きをもつ言葉を教わって以来、折にふれてはそこに登り、海を眺めていたことを思い出したからです。
同時に、"Back to the Sea"という歌のフレーズが脳裡で渦巻きはじめました。スイング・ジャーナル誌の1978年ジャズ・ディスク大賞を受賞した同名のアルバムに収録されている名曲で、三木敏悟(Bingo Miki)さんが作詞作曲し、中本マリさんが歌ったものです。

  I can hear the voice
  in the wind from the sea
  I will go wherever she'll lead me
  The voice is calling,
  come back where we were born
  Back to the sea,mother of us all
  You can hear the voice
  in the wind from the sea
  You will go wherever she'll lead me

というわけで、今回は海辺ばかり撮ってきました。しばらくは水攻めが続きますが、どうか辛抱強くお付き合いください。1枚目が海食崖のある岬です。また2枚目にうっすらと写っていますが、町の北方にも海食崖が連なっています(この写真を見る)。
(サムネイルをクリックすると拡大画像をご覧いただけます)

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コメント

ランブラーさん、おはようございます。
水責め、大歓迎っす。
♪I cover the waterfront・・・・
なんて格好をつけて、Back to the Seaという歌は知りませんでした。
2枚目の綱の写真が好きです。
上も下も、どこに繋がっているのかと想像をかき立てられますね。
それに海藻や何か絡まっている物が、海の中の神秘をちょこっと報せている様です。

投稿: とっぷくぷ | 2008年5月24日 (土) 06時40分

初めまして。masaさんのブログから参りました。

海食崖って凄いですね。初めて聞いた言葉ですが、太古の海鳴りが聞こえる気がしました。
そして、私は海がとても好きで 自分の血の中には海が有ると感んじていますので、この歌詞をみた時、コメントせずにはいられなくなってしまいました。
よろしくお願い致します。

ところで お使いのカメラは ニコンですか?

投稿: 光代 | 2008年5月24日 (土) 08時47分

とっぷくぷさん
コメント、ありがとうございます。
2枚目は突堤から伸びている舫い綱を撮ったのですが、舫われているはずの船はどこにも見当たりませんでした。アワビやウニが採れる土地なので、あるいは金籠が沈められているのかもしれません。
昔、港の中で泳いでいるうちに肩が舫い綱にひっかかってしまい、溺れかけたことがあります。船と岩壁の間に挟まれ、鎖骨と肋骨を折った同級生もいました。船溜まりでの遊泳は、けっこう危険です。

投稿: Rambler5439 | 2008年5月24日 (土) 11時12分

光代さん
ようこそおいでくださいました。
"Back to the Sea"は、NHK FMの番組でたまたま耳にして好きになり、すぐにレコード屋さんに走りました。今は1989年に出されたCDの方を聴いています。Jazzはあまり詳しくありませんが、他にはBlossom Dearieが歌う"Yesterday When I was Young"という曲に痺れています。
使用しているカメラは、3年前に買ったPENTAX ist DSです。これに古い24mm、50mm、135mmのマニュアルレンズを付けて撮っているのですが、最近、ピントをハズすことが多くなってきたので、AFレンズにしようか迷っています。

投稿: Rambler5439 | 2008年5月24日 (土) 11時33分

こんにちは。

故郷の海を沢山撮られたんですね。
綺麗な砂浜もいいですが、人の営みを感じる漁港は最高です。
ちょっぴり渋めの色も湿った潮風を感じさせてくれますね。
この先の展開も期待大です。

投稿: 豊山 | 2008年5月24日 (土) 12時31分

豊山さん
コメント、ありがとうございます。
今回は港に3回出掛け、合計で200枚近く撮ってきました。現像作業が大変で(とくにホワイトバランスに悩まされました)、もうヘロヘロです。でも楽しかったです。
この夏には、集落の様子を中心に撮ってきたいと思っています。歴史から忘れ去られたような土地ですから、けっこう素敵なんです。

投稿: Rambler5439 | 2008年5月24日 (土) 15時30分

遅ればせながらお帰りなさい。
Rambler5439さんの(クリックすると表示される)写真を拝見し、そうか…海食崖ってこんなんだったんだ…ということが分かりました。そして、思わず、愛宕山を重ね合わせました。なんだか愛宕山のX線写真を見ているようです。そして、もしや今あるトンネルは、この海食崖にも見られるような凹みを掘り進んだのではないか? あの急な階段は、それでも、角度を緩やかにしたものではないか? などなど、様々な想像をすることが可能になりました。いずれお会いする機会がありましたら、この崖を前にしたときの感覚などお伺いしたいものです。とても勉強になりました。ありがとうございました。

投稿: masa | 2008年5月24日 (土) 23時55分

masaさん
コメント、ありがとうございます。
福島県南部は落葉樹林帯に属していますが、温かい黒潮の影響で、海食崖の縁にそってタブノキやヤブツバキといった照葉樹がしげっています。漁業を営んでいる人たちも、あるいは黒潮とともに北上してきた集団の末裔なのかもしれません。
クリックすると表示される写真に写っている海食崖のあたりが消波ブロックや防潮堤で囲われはじめのは昭和50年代のことで、それ以前は海が穏やかなときでも、押し寄せる波が轟音を響かせていましたので、ウニを採る潜水漁師以外はまず近づかない場所でした。今はどうなっているのか。いずれ確認してみたいと思っています。

投稿: Rambler5439 | 2008年5月25日 (日) 08時42分

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