廿世紀浴場
山谷の街に"廿世紀浴場"という名物銭湯があり、アールデコ様式の建物が下町建築史を彩るプロミネンスの一つであることは知っていたのですが、ノホホンと小径をたどるうちに不意に遭遇したものですから、ただただ圧倒されてしまいました。建物が見事であることは言うまでもありませんが、その前で繰りひろげられる人間模様もまた見事なのでした。
(サムネイルをクリックすると拡大画像が見れます)
ISO400、1/80、絞り不明、-1.3EV、135mm、RAW
(台東区日本堤1丁目)
ISO400、1/200、絞り不明、-1.3EV、50mm、RAW
(同上/首を長くして友だちを待っているお婆ちゃん)
ISO400、1/125、絞り不明、-0.7EV、135mm、RAW
(同上/ああサッパリした)
ISO400、1/320、絞り不明、-1.3EV、50mm、RAW
(同上)
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コメント
こんばんは。
"廿世紀浴場"のことをwebのウィキペディアで調べてみました。
仰るとおりアールデコ風の洋風デザインが凄いと書かれてありました。
このようなデザインの銭湯があることは存じませんでした。
これだけ有名なところであれば近所の方も誇らしげ?でしょうね。
投稿: むろんた | 2006年12月19日 (火) 18時23分
おお、街撮り者が必ず一度は訪れるという山谷の聖地・廿世紀浴場。私はいまだに入浴、もとい巡礼したことがないのですが、しっかり現役なんですね。
その証拠たる2枚目、いい写真ですねえ。きっと毎日、定時にここで待ち合わせしているんでしょうね。入浴後は、どちらかに家に上がって軽くビールか茶を飲みながらお喋りを愉しんだり……と、後ろ姿だけで、物語が浮かびます。
撮影もさることながら、これは一度入浴せねばならんですね。
投稿: マフィンマン | 2006年12月19日 (火) 21時31分
アールデコの銭湯とは珍しいですね。これはぜひ行ってみたいと思います。銭湯といえば和風建築ですが洋風というのが珍しいですね。浴場の壁には銭湯定番の富士山のペンキ画があるのでしょうか。入って確かめてみたいです。2枚目はいかにも下町らしい光景ですね。
投稿: jitensya7 | 2006年12月19日 (火) 22時05分
入られましたか?一度入って中も見てみたいです、これからは寒くなるので湯冷めして風邪ひくかな、もう少し暖かくなってからにするか。
一枚目 いいですね ぜんぜん古さを感じません。
投稿: 遍路人 | 2006年12月20日 (水) 19時13分
うちの地元にもこんな感じの古い建物があるんですよ。洋菓子店、洋品店、歯医者さんなど。
その昔、飯田鉄さんの「関東と言う名の器」と言うシリーズに地元の町並みが掲載されていたことがありました。確かその時に使ってたカメラがペンタのMEスーパーだったかな。
投稿: 豊山 | 2006年12月20日 (水) 23時45分
今日は、はじめまして♪
郷愁をそそられる被写体のお写真に心惹かれ遡って拝見させていただきました。
素晴らしいお写真、堪能させていただきました。
これからも、楽しみにお邪魔させていただきます。
投稿: gato | 2006年12月21日 (木) 14時11分
どれも明るい日常の写真でいいですね。
私が見つけた時は夕暮れ時でもっと暗かったです。
ただこの暗さが逆に雰囲気をつくった様でぼんやりと浮かんだ灯りがとても穏やかに嬉しい気分にさせて頂きました。
具合まだ良くないのですか?
早く元気になって下さい。
投稿: あおい | 2006年12月22日 (金) 14時07分
あれほどガンガン投稿されていたRambler5439さんの新作にお目にかかれなくなって、早や3日目。
お体、よっぽどお悪いのでしょうか。心配です。
また元気に戻ってきてください。
投稿: マフィンマン | 2006年12月22日 (金) 21時10分
>むろんたさん
廿世紀浴場は街の人たちから愛されているようでした。銭湯の前で近所の人たちが談笑している光景を、久しぶりに見たような気がします。内部も立派なようですので、いずれ入浴がてら撮らせてもらおうと思っています。
投稿: Rambler5439 | 2006年12月23日 (土) 18時11分
>マフィンマンさん
浴場内部も見事な造作のようです。いずれ富士見湯ともども入浴・撮影しておきたいと思っています(ただし、湯冷めで風邪をひくのが怖いので春になってからにします)
ご心配おかけしました。本日、久々に体温が36度前半になりました。来週からは戦線に復帰する予定です。
投稿: Rambler5439 | 2006年12月23日 (土) 18時17分
>jitensya7さん
建物の見事さもさるみとながら、浴場前の賑わいに感激しました(夕方4時ごろという時間帯に通りかかったせいかもしれません)。ただ、子供が出入りするのは見かけませんでした。銭湯文化もあと少しで絶えてしまうのかもしれませんね。
投稿: Rambler5439 | 2006年12月23日 (土) 18時22分
>遍路人さん
まだ暖簾はくぐっていませんが、内部の造作もかなり立派なようです。湯冷めの心配のない季節になったら、ひとっ風呂浴びなきゃいけないですね。桜の咲くころにでも、荒川2丁目の富士見湯か廿世紀浴場で、東部戦線兵士のオフ会でも企画しましょうか。
投稿: Rambler5439 | 2006年12月23日 (土) 18時35分
>豊山さん
地方都市は見事な建物の密度が高い。そんな印象があります。今度帰省するときには、朝から晩まで地元を撮りまくってやろうと思っています。
投稿: Rambler5439 | 2006年12月23日 (土) 18時48分
>gatoさん
せっかくおいでいただいたにもかかわらず返事が遅れ、申し訳ありませんでした。"美的センスや撮影技術が足りない分はフットワークでカバーする"をモットーに東京を歩きはじめて丸1年になります。拙い写真ですが、「東京にはこういう情景もあったんだ」と驚いてもらえるよう、ひたすら歩き続けたいと思っていますので、これからも覗いてやってください。
投稿: Rambler5439 | 2006年12月23日 (土) 19時02分
>あおいさん
ご心配いただき、恐縮です。ようやく平熱近くまで戻りました。来週からは戦線復帰したいと考えております。
この写真は午後4時頃に撮ったものです。もう少し闇が濃くなった頃にも撮りたかったのですが、南千住まで歩く予定だったので、例によって「次の機会に・・・」と撮らずじまい。街撮りに"次の機会"は禁句。反省しているところです。
投稿: Rambler5439 | 2006年12月23日 (土) 19時08分