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2006年5月18日 (木)

鉄道がつくった街

江戸の人口の大部分を占めていた町人や下級武士のほとんどは、長屋住まいでした。戸建て住宅など上級武士や富豪たちだけに許された贅沢中の贅沢だったのです。狭い市街地に100万近い人々が暮らしていたのですから、当然と言えば当然のことで、この事情は明治期に入ってからも変わりませんでした。転換をもたらしたのは、明治末から昭和初期にかけての都市交通網の発達です。まず路面電車が市域を拡大し、次いで私鉄を中心とした鉄道が近郊都市を成立させ、東京に戸建ての住文化を誕生させました。
阿佐ヶ谷や荻窪のあたりが農村から郊外住宅地へと変貌していったのも、この時期です。モータリーゼーションなど誰ひとりとして夢想もしなかった頃のことなので、いまも道は狭く曲がりくねっている反面、緑は濃い。だから歩いていて楽しいし、排気ガスに顔を顰めることも稀です。中途半端な田園都市思想にかぶれなかったのも幸いでした。というのも、散歩者にとって豪勢な塀を延々と見せつけられることほどの苦痛はないからです。
(サムネイルをクリックすると拡大画像をご覧いただけます)

Imgp3621
ISO400、1/50、f7.1、露出補正0.00、24mm
(阿佐谷南2丁目)





Imgp3596_2
ISO400、1/20、f8.0、露出補正-1.00、29mm
(阿佐谷北3丁目)





Imgp3603
ISO400、1/100、f7.1、露出補正-0.70、36mm
(阿佐谷北3丁目)





Imgp3597
ISO400、1/30、f8.0、露出補正-1.00、20mm
(阿佐谷北3丁目)





[2006年5月17日の散歩]
お休み

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