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2006年5月14日 (日)

"最後の春"補遺 - ノマド化社会

東京都心部では2、3年で、世田谷区や練馬区といった住宅地といわれる区域でも4、5年で全世帯が入れ替わってしまうほどの引っ越しが発生しているといいます。人口の流動性がこれほど高い社会というのは、世界史的に見ても稀なのではないでしょうか。少なくとも農耕社会として長い歴史を刻んできた我が国では、はじめて経験する現象です。おそらく個々の人々はより広い居住スペースを、より便利な立地を、より快適な環境を求めて行動しているのでしょう。が、そういった行動の総和が、結果として良好なコミュニティの形成・維持を阻んでいることは否定できません。なぜなら、"ここに住みつづけよう"、"ここを終の住処にしよう"という意思こそが、コミュニティを育むからです。マクルーハンが予言したグローバル・ビレッジが現実のものとなった現在、人々のノマド化は不可逆的な変化なのでしょう。しかし、それが劇症化するのを防いだり、その痛みを和らげる方策はあるはずです。都市計画や建築にたずさわる方々の奮起を、切に期待したいと思います。
さて、引っ越しのすんだ一般住棟の周りには、様々なものが捨てられています。草むらの間に残されたモノたちを見ているうちに、どうゆうわけか故郷の海辺にうち上げられていた漂流物を思い出しました。
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ISO400、1/125、たぶんf8.0、露出補正-0.70、135mm





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ISO400、1/25、f9.0、露出補正-0.30、40mm






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ISO400、1/50、f11.0、露出補正-0.30、34mm






[2006年5月12日の散歩]
善福寺2丁目-善福寺1丁目-西荻北5丁目-西荻北2丁目-上荻3丁目-上荻2丁目-清水1丁目-天沼3丁目-天沼2丁目-天沼1丁目-阿佐谷北2丁目-阿佐谷南3丁目-成田東5丁目-荻窪3丁目(公団荻窪団地)-荻窪2丁目-荻窪4丁目-南荻窪4丁目-南荻窪3丁目-西荻南4丁目-西荻南3丁目-西荻北3丁目-西荻北4丁目-善福寺2丁目。所要時間5時間40分。

[2006年5月13日の散歩]
お休み

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