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2006年3月

2006年3月31日 (金)

ほろ苦い荒川線デビュー

都電荒川線に乗って、三ノ輪橋停留所(路面電車なので"駅"とはいわないらしい)界隈を訪ねました。狙いは、東京都交通局の前身である東京市電気局に吸収された王子電気軌道の本社ビル。朝の光を浴びている勇姿を無事カメラにおさめ、周辺の路地をたっぷり散策することもできました。が、ふたたび停留所に戻る途中、1枚のファイルを消去している最中に老夫婦から道を訊かれ、30秒ほど説明したあと消去の操作を再開したところ、なんと全ファイルを消去してしまいましたorz。おもわず天を仰ぐと、眼にとびこんできたのは今まさに太陽を覆い隠そうとする雲。泡を食って本社ビルに向けて走ったものの間に合わず、トホホな一日になってしまいました。
そんなわけで今日は、三ノ輪橋からの帰路に拾った光景をご紹介します。(皮肉にも尾久まで歩いたところで薄日が射しはじめたのですが、もはや三ノ輪橋まで引き返す気力は残っていませんでした)

Imgp1199
ISO400、1/100、f8.0、露出補正-0.70、60mm
(田端変電所近くの工場)





Imgp1204 ISO400、1/250、f11.0、露出補正-1.00、24mm
(近年では珍しいオーソドクスなデザインが嬉しい)


Imgp1207_1
ISO400、1/160、f11.0、露出補正-0.30、33mm
(電気事業史に輝かしい足跡を残す田端変電所の塀は、隣接住民たちが丹精した花々で
彩られていた)




Imgp1210
ISO400、1/100、f11.0、露出補正-1.30、24mm
(西尾久の住宅地で)

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2006年3月30日 (木)

四谷の隠れ里

今日ご紹介するのは新宿区三栄町の小径。四谷税務署の裏手に、新宿通りと三栄通りに挟まれるようにして延びています。四谷駅から200メートル、新宿通りからは数十メートルというロケーションにもかかわらず、いつ訪れても呆気にとられるほどの静寂に包まれています。お近くにお出かけの折には、ぜひ束の間の散策を楽しんでみてください。
(サムネイルをクリックすると拡大画像をご覧いただけます)

Imgp0845
ISO400、シャッター1/125、絞りf9.0、露出補正0.00、焦点距離24mm





Imgp0847
ISO400、シャッター1/80、絞りf11.0、露出補正-0.70、焦点距離43mm





Imgp0848_2
ISO400、シャッター1/30、絞りf11.0、露出補正-0.70、焦点距離55mm





Imgp0851_2_1
ISO400、シャッター1/40、絞りf11.0、露出補正+0.30、焦点距離30mm

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2006年3月29日 (水)

デラシヌマン

西新宿、ことに旧柏木地区の荒廃が凄まじい。1991年から8年間、神田川にほど近い中野坂下に住んでいたこともあって、そこそこ馴染みのあった街なのですが、都市計画街路の建設とディベロッパー主導の再開発により、青梅街道と税務署通りに挟まれた一帯が根こそぎにされてしまい、結果、その多くは老人だった住民たちは各地に散っていきました。
ぼく自身がもうじき仲間入りすることになる老人にとって最も悲しいことは、たぶん思い出を共有する人々が身近にいないことではないでしょうか。ぺらぺらの理念と貧弱な想像力、そしてデザイン密度の低さが三位一体となった開発が、今日も老人たちの"根"を奪い、不幸を撒き散らしていきます。もうたいがいにしたほうがいい、そう思います。
(サムネイルをクリックすると拡大画像をご覧いただけます)

Imgp0178
ISO200、シャッター1/100、絞りf9.0、露出補正+0.70、焦点距離32mm





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ISO200、シャッター1/125、絞りf9.0、露出補正-1.30、焦点距離24mm






Imgp1047
ISO400、シャッター1/400、絞りf9.0、露出補正-1.70、焦点距離24mm





Imgp0561
ISO200、シャッター1/200、絞りf14.0、露出補正-1.30、焦点距離24mm

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2006年3月26日 (日)

舟町の貴婦人

今日ご紹介するのは、曙橋駅にほど近い舟町にある"SETSU MODE SEMINAR"、伝説のイラストレーター長沢節が創設した美術学校の建物です。けっして富と栄達を追い求めなかった自由人に相応しい質素なたたずまいなのですが、うららかな日射しを浴びている姿は、微睡んでいる老いた貴婦人を連想させます。

Imgp0882
ISO400、シャッター1/200、絞りf10.0、露出補正-0.30、焦点距離24mm
(新宿区舟町)




Imgp0885
ISO400、シャッター1/200、絞りf10.0、露出補正-0.30、焦点距離26mm
(新宿区舟町)




Imgp0892
ISO400、シャッター1/200、絞りf7.1、露出補正0.00、焦点距離43mm
(新宿区舟町)

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2006年3月25日 (土)

魂を育む器

東西を外堀通りと外苑西通りに、南北を新宿通りと靖国通りによって画されたエリアには、路地や急勾配の石段が縦横に刻み込まれています。たぶん、その数は神楽坂界隈をはるかに凌ぐのではないでしょうか。また、荒木町以外はほとんど商業化されていないこともあって、とくに靖国通り沿いにある坂町、本塩町、愛住町、船町などの一帯は、新宿三丁目から1km余りしか離れていないことが信じられないほどの謐かさに包まれています。
先日、ぼくが<先生>と呼ぶ唯一の方からお話をうかがう機会があったのですが、「都市は魂を育むための器(孵化器)なのです。だから、けっしてお金儲けを目的に街をつくってはいけない。私が死んでも、このことだけは忘れないでください」と執拗なほどに繰り返しておられました。
今日は、その言葉を噛みしめながら小径をたどりました。

Imgp0904
ISO400、シャッター1/80、絞りf13.0、露出補正0.00、焦点距離24mm
(新宿区愛住町)




Imgp0912
ISO400、シャッター1/200、絞りf9.0、露出補正-1.00、焦点距離36mm
(新宿区愛住町)




Imgp0910
ISO400、シャッター1/60、絞りf9.0、露出補正-1.00、焦点距離24mm
(新宿区愛住町)

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2006年3月21日 (火)

渾身の一枚

Imgp0530_2 ISO400、シャッター1/25、絞りf10.0、露出補正0.00、焦点距離24mm

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2006年3月20日 (月)

マツダ電気時計

5年ほど前、電力会社の史料館づくりに携わり、展示史料の調査・選定や展示構成案の作成などを担当させていただきました。そのとき収集したかった史料の一つに、同期電動機を内蔵した電気時計があります。交流電源で駆動する電気時計は、周波数や電圧が安定しなければ狂いが大きくなる。つまり電気の"品質"向上の歩みを語るうえで、恰好の史料なのです。しかし、どうしても入手することができませんでした。
そんな電気時計を、一昨日、いつも通る散歩道沿いの店で見つけました。東芝と東京電気の合弁会社である芝浦マツダ工業が製造していたマツダブランドの三針式で、しかも完動品。置いてあったアンティークショップ自体が、呆然とさせられるほど洗練されていたこともあって、夢でも見ているのではないかと不安になっちゃいました。この世は驚きに充ちています。
(サムネイルをクリックすると拡大画像をご覧いただけます)

Imgp0468
ISO400、シャッター1/500、絞りf7.1、露出補正+0.7、焦点距離32mm





Imgp0469
ISO400、シャッター1/640、絞りf7.1、露出補正+0.7、焦点距離34mm





Imgp0470_1
ISO400、シャッター1/200、絞りf7.1、露出補正+0.7、焦点距離34mm





Imgp0478
ISO400、シャッター1/60、絞りf7.1、露出補正-0.7、焦点距離70mm





Imgp0494
ISO800、シャッター1/125、絞りf4.0、露出補正-0.7、焦点距離24mm





Imgp0487


ISO800、シャッター1/60、絞りf4.0、露出補正-0.7、焦点距離24mm





Imgp0490

ISO800、シャッター1/200、絞りf4.0、露出補正-0.7、焦点距離24mm

 

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2006年3月18日 (土)

ちいさいおうち

今日ご紹介するのは、中央線の高架に接するようにして建つスミ文化服装学院。たぶん50年以上にわたって吉祥寺の変貌を見守ってきたであろうこの建物を眼にするたびに、バージニア・リー・バートンが描いた"ちいさなおうち"という絵本を思い出します。できることならば、小金井公園の江戸東京たてもの園で余生を過ごさせてあげたいものです。

Imgp0413_1
ISO200、シャッター1/500、絞りf6.3、露出補正-0.3、焦点距離36mm





Imgp0414_1
ISO200、シャッター1/500、絞りf6.3、露出補正-0.3、焦点距離26mm





Imgp0415_1
ISO200、シャッター1/500、絞りf6.3、露出補正-0.3、焦点距離26mm

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2006年3月17日 (金)

橋上の人

昨日は8時前に丸ノ内線の新宿3丁目駅に降り立ち、同4丁目、千駄ヶ谷、新宿御苑、内藤町、大京町、左門町、須賀町、若葉町、四谷4丁目、愛住町、船町というルートをたどりました。ほぼ5時間ぶっつづけで歩いた甲斐があって、地図(国土地理院の1/10,000地形図)に載っていない小径をいくつか発見できました。が、写真のほうは不作。朝から霞が立ち、おもわず"3月もまた残酷な月だ"などとエリオットをパクって嘆くしかありませんでした。そんなわけで今日はエリオットつながりということで、荒地派の詩人鮎川信夫の名作"橋上の人"をモチーフにした写真をアップしておきます。(ずいぶん強引なつながりだなあ)

Imgp1176_1
ISO200、シャッター1/100、絞りf9.0、露出補正-1.7、焦点距離70mm
(西荻窪付近の善福寺川)




Imgp0726_1
ISO400、シャッター1/80、絞りf8.0、露出補正-1.3、焦点距離26mm
(方南町付近の神田川)




Imgp0160_1
ちなみに昨日はこんな感じでした
ISO400、シャッター1/400、絞りf11.0、露出補正+1.3、焦点距離33mm
(春霞にけむる朝の明治通り)

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2006年3月15日 (水)

AMERICA

昨日、月曜日に写真をアップした冷凍食品工場に最後の別れを告げたのち、大久保通り沿いの小径をたどりました。当初、市谷柳町経由で雑司ヶ谷方面に向かうつもりでしたが、細工町、市谷甲良町、二十騎町、市谷薬王寺町あたりを行きつ戻りつしているうちに雲行きが怪しくなってきたので、急遽目的地を変更、西新宿を目指しました。そして河田町をほぼ南北に縦断し、市谷台町、富久町を抜けると、期せずして厚生年金会館前に出ました。徒歩でこの場所を通りかかるのは38年ぶりのことです。
1968年6月5日の夜、ぼくはここのホールにいました。そのころ絶大な人気を誇っていたPeter Paul & Maryのコンサートに行ったのです。オープニングのナンバーは、ボブ・ディランがつくった"When The Ship Comes In"だったことを今も憶えています。開演して1時間ほど経ったころ突然3人が舞台から消え、しばらくして沈痛な面持ちで現れたピーター・ヤーロウが、ロバート・ケネディが撃たれたこと、容態が絶望的であることを呟きました。
数年後、NHKがロバート・ケネディに関するドキュメンタリーを放映しました。その中に、大統領予備選を戦っているロバートが、客車の最後尾にしつらえられたデッキに立って演説しているシーンがありました。そのバックに流れていたのがポール・サイモンの"AMERICA"という曲、All Come to Look for America(みんなアメリカを探しにきたんだ)という詞のリフレインで終わるあの歌です。そんなわけでこの曲を聴くと、いつもその日のことを思い出します。14歳でした。

Imgp0062
ISO400、シャッター1/1000、絞りf6.3、露出補正0.0、焦点距離53mm
(新宿区二十騎町)





Imgp0085 ISO400、シャッター1/30、絞りf9.0、露出補正-1.0、焦点距離24mm
(新宿区市谷甲良町)


Imgp0078
SO400、シャッター1/200、絞りf9.0、露出補正-0.7、焦点距離24mm
(新宿区薬王寺町)





Imgp0716
SO400、シャッター1/320、絞りf11.0、露出補正-0.3、焦点距離55mm
(新宿区原町一丁目)

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2006年3月14日 (火)

恩寵 #2

工場を撮り終えたのちも、早起き者への恩寵はつづきました。白銀公園を経由して、大久保通りと早稲田通りの交差点付近にある路地に入り込んだ途端、こんな傑作に出会うことができました。

 

Imgp0037_1
ISO400、シャッター1/320、絞りf4.0、露出補正-1.7、焦点距離24mm





Imgp0033
ISO200、シャッター1/125、絞りf10.0、露出補正-0.3、焦点距離20mm





Imgp0065

ISO200、シャッター1/160、絞りf10.0、露出補正-0.3、焦点距離20mm

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2006年3月13日 (月)

恩寵 #1

神楽坂からほど近い一画に建つ(有)マツオ商店経営の冷凍食品工場が、15日から解体工事にはいると聞きつけ、好天を待ちわびていました。そしてようやく晴れた土曜日、始発のバスに揺られ7時過ぎには現地に到着。が、杉並では晴れていたのに、なぜか曇り。1時間ほど待ったものの陽は射してくれません。落胆をひきずるようにして神楽坂の路地をたどりはじめたところ・・・

_1470_1 日射し!








_1471_2
走りに







_1472

走り







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最後の路地を抜けると・・・







_1460_1

!!



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!!!






Imgp0016

!!!!







Imgp0050

!!!!!

ということで結論。19世紀に神は死んでしまったと言われていますが、八百万の神々がお住まいになっていたという極東の島国では、すくなくとも写真の神様だけは生き残っていらっしゃいました !
(願わくば、麻雀の神様もご健勝であって欲しいものです)

[追記]
写真に写っているのはマツオ商店の子会社協和食品の部分で、マツオ商店はこのビルの陰にある平屋部分です、という情報を、マツオ商店にお勤めになっていた"たぬきちさん"からいただきました。ありがとうございます。この機会に、この建物の正面部分を撮ったものをアップします。
Imgp0019

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2006年3月 9日 (木)

地下鉄の天使・予告編2

今日もバタバタなので、引き続き西新宿(柏木地区=青梅街道の北側)の写真を3枚。

Imgp0171
ISO200、シャッター1/125、絞りf9.0、露出補正+0.7、焦点距離24mm
(解体直前の三平ストア2階から)






_08_1
SO200、シャッター1/125、絞りf9.0、露出補正-1.3、焦点距離36mm
(西新宿の空中庭園)






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SO400、シャッター1/160、絞りf10.0、露出補正-0.3、焦点距離24mm
(猫たちの歓楽街「アロエ大通り」)


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2006年3月 8日 (水)

地下鉄の天使・予告編

写真をセレクトしタイトルを決めたところで、出かける時間になってしまったので、丸ノ内線西新宿駅のホームで天使を目撃したヨタ話は次回にさせてもらうことにして、とりあえず西新宿(もとの淀橋側)の写真を3枚。
(サムネイルをクリックすると拡大画像をご覧いただけます)

Imgp0442
ISO400、シャッター1/320、絞りf13.0、露出補正+0.3、焦点距離24mm
(けやき橋通りからの風景/10数年前、天才アラーキーに遭遇した場所でもある)




_1431
ISO400、シャッター1/100、絞りf13.0、露出補正+0.3、焦点距離70mm
(いつもガンを飛ばしてくる神田川支流暗渠の地廻りネコ)





_1_04

ISO200、シャッター1/250、絞りf8.0、露出補正-2.0、焦点距離24mm(けやき橋通りから淀橋会館に抜ける路地)

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2006年3月 7日 (火)

SILKYPIX

2月下旬からRAWで撮影しSILKYPIXで現像、iPhotoに読み込んだのち彩度・コントラスト・傾き・シャープネスなどを微調整しています。RAWはデータ量が大きいため、IGBのSDカードで88枚しか撮影できません。JPEG(スーパーファイン)のほぼ1/4です。しかし画質を劣化させることなく露出などを調整できるメリットは大きいし、パソコン上で画像を加工する楽しみを味わうこともできます。PENTAXがSDカード対応のボディーを発売し続けてくれるのを願いつつ、SDカードを買い足しているところです。
今日ご紹介するのは、昨日にひきつづき西荻窪。

_1456
ISO400、シャッター1/500、絞りf7.1、露出補正-0.3、焦点距離20mm
(FA20mm/f2.8使用)





_1458
ISO400、シャッター1/2000、絞りf7.1、露出補正-0.3、焦点距離26mm





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ISO400、シャッター1/640、絞りf7.1、露出補正-0.3、焦点距離30mm






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ISO400、シャッター1/500、絞りf7.1、露出補正-0.3、焦点距離36mm

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2006年3月 6日 (月)

ヨルダン川

井伏鱒二の"荻窪風土記"に、「洗礼を受ける者は、善福寺川の薪屋の堰というドンドン(水の落差のこと)で水を浴びるので、ここの土地っ子は善福寺川をヨルダン川と言ってゐたといふ」という記述があります。天沼キリスト教会が設立されたのは大正時代。わずか80数年前の話です。東京の人口爆発がいかに凄まじいものであったか、コンクリートで固められた川岸をたどるたびに思い知らされます。
今日の散歩道は西荻窪。いっとき寂びれかけましたが、新しい業態の店にチャレンジする若い人たちのおかげで、活気が甦りつつあります 。
(サムネイルをクリックすると拡大画像をご覧いただけます)

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ISO400、シャッター1/320、絞りf9.0、露出補正-2.0、焦点距離24mm


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ISO400、シャッター1/50、絞りf7.1、露出補正0.0、焦点距離65mm







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ISO400、シャッター1/60、絞りf7.1、露出補正+0.3、焦点距離20mm
(FA20mm/f2.8使用)

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2006年3月 5日 (日)

ただいま痙攣中

久しぶりに晴れわたった昨日、半年ぶりに散歩に連れ出してもらった老犬よろしくハシャイで歩き廻りました。まず午前中に阿佐ヶ谷・高円寺界隈を3時間、ここで止しておけばいいものを午後は神楽坂駅から横寺町、箪笥町、山伏町、市谷柳町、原町、喜久井町、若松町、余丁町、新宿6丁目・7丁目などを経由して大久保駅まで歩きました。アップダウンの激しい4時間ほどのルート。で、いま両方の太腿が痙攣しています。ふと、かつて岩登りを指導してくれた先輩が、嘆息とともに漏らした言葉を思い出しました。「厄年を過ぎると重力の存在をリアルに感じるようになる」
ということで、今日は阿佐ヶ谷駅の南側で拾った光景をご紹介します。
(サムネイルをクリックすると拡大画像をご覧いただけます)

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ISO400、シャッター1/320、絞りf9.0、露出補正0.0、焦点距離30mm







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ISO400、シャッター1/400、絞りf9.0、露出補正+0.3、焦点距離33mm






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ISO200、シャッター1/250、絞りf9.0、露出補正0.0、焦点距離45mm

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2006年3月 2日 (木)

東京の凸凹地図

今年の1月、技術評論社から"地べたで発見 !「東京」の凸凹地図"という本が発行されたことを、masaさんのブログ"Kai-Wai散策"(http://mods.mods.jp/blog/)で知り、すぐさま紀伊国屋書店でゲットしました。著者は、「地図のことなら何でもござれ」という東京地図研究社。25枚の立体空中写真(3D眼鏡付き)や多数の陰影図を駆使して、東京の地形をわかり易く解説してくれる好著です。その中で「都内屈指の坂の難所」として紹介されているのが、目白通りと神田川の間にある九つの坂。(本の中では「崖」とも表現されている)
今日ご紹介するのは、それらの坂の麓にひろがる豊島区高田地区。古い家屋や路地、そして近所づき合いが生き残っている街なのですが、地区のど真ん中を貫通する都市計画道路の用地買収が進み、荒廃がはじまっています。

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ISO200、シャッター1/400、絞りf9.0、露出補正-2.0、焦点距離24mm
(日無坂)




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ISO200、シャッター1/100、絞りf9.0、露出補正-0.7、焦点距離20mm
(FA20mm/f2.8使用)



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ISO200、シャッター1/640、絞りf5.6、露出補正-1.7、焦点距離43mm





Kandagawa_44_1

ISO200、シャッター1/1000、絞りf7.1、露出補正-1.7、焦点距離24mm

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2006年3月 1日 (水)

文化国家

2000年度のピュリツァー賞を受賞し我が国でもベストセラーとなったジョン・ダワーの"敗北を抱きしめて"が指摘しているように、戦後の日本は世界史的に見ても希有なほど純文学が大衆化した社会でした。現に、ぼくが生まれ育ったのは誰もが貧しさに喘いでいるような人口6,000人たらずの寒村でしたが、それでも小さな書店があって、ユリイカや現代詩手帖が置いてありました。
最近は新聞すらまともに読んでいないので、詩人の茨木のり子さんが亡くなっていたことを、つい先ほど知りました。そして、ふと思いました。もう10年もすれば詩人の死が新聞の訃報欄に載ることもなくなるのではないか、と。つまり、どんな時代にも優れた詩人たちは生まれ続けるのだけれども、10年後のジャーナリストたちは、詩人の死にニュースとしての価値を見出さなくなってしまうだろうから。
今日は茨木のり子さんの短い詩"12月の歌"(小室等が曲をつけている)とともに、雪景色をご紹介します。

 熊はもう眠りました
 栗鼠もうつらうつら 土も木々も 
 大きな眠りにはいりました

 ふと思い出したように声のない子守歌
 それはこな雪ぼたん雪

 師も走るなどと言って 人間だけが息つく暇なく走り回り
 忙しさとひきかえに大切なものを
 ポトポトと落としていきます

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ISO200、シャッター1/200、絞りf9.0、露出補正-0.7、焦点距離24mm
(新宿区山吹町にある大日本印刷工場)



_1124_1
ISO200、シャッター1/800、絞りf4.5、露出補正-0.7、焦点距離60mm
(新宿区東榎町)





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ISO200、シャッター1/100、絞りf9.0、露出補正+0.3、焦点距離24mm
(公団阿佐ヶ谷住宅)



_1140
ISO200、シャッター1/400、絞りf9.0、露出補正-0.3、焦点距離55mm
(たぶん文京区関口)

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