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2006年2月16日 (木)

大都市の生と死

大先輩の話に触発され、ジェーン・ジェイコブスの"アメリカ大都市の生と死"(鹿島出版会)を読みました。書かれてから半世紀近くたつものの、スーパーブロック発想の再開発は土地に根づいている生活の絆=コミュニティを破壊し、住民を追い立て、結果として都市に荒廃をもたらすとするその論旨は、いまも説得力を失ってはいません。
今日ご紹介するのは、飯田橋駅にほど近い文京区後楽地区。飯田橋ファーストビルがあたりを睥睨しています。この計画に携わった官庁やディベロッパーのプランナーたち、あるいは彼らを育てた教授たちに、いちど「ジェイコブス女史の主張は間違っていたのでしょうか」と訊いてみたい気がします。意外に彼らは頭をかいて答えるかもしれません。「あまりにも読みにくい文章だったので、そんな内容だったとはついぞ気づかなかった」と。ちなみに訳者は若き日の黒川紀章氏。

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コメント

「アメリカ大都市の生と死」ですか。
とても興味がありますが、並みの読解力じゃ難しいということですか?

投稿: miyajee | 2006年2月16日 (木) 12時39分

日本語としてこなれていないだけで、けっして難解な内容ではありません。

投稿: Rambler5439 | 2006年2月16日 (木) 14時12分

ありがとうございます。

「アメリカ大都市の死と生」ですね。県立図書館にあるようなので、今度借りてみます。

投稿: miyajee | 2006年2月16日 (木) 15時00分

亀レスですが、最近犯罪学とか刑事政策に興味があってよく関連する本を読んでいるのですが、ある本を昨日読んでいたら、件の「アメリカ大都市の死と生」が、所謂「環境犯罪学」の嚆矢として取り上げられていました。

私が大学時代、ゼミの教授が「最近の都市開発はどうなっているのか。都市に死角を作るばかりの手法は問題だ。アメリカですでにそれが大きく問題になっているではないか。都市開発をする連中はそれがわかっているのか」とひどく憤っているのを思い出しました。(丁度バブルなころの話で、大都市圏の再開発がものすごい勢いで進んでいるころの話でした)

ますます、「大都市の死と生」、読んでみる必要がありそうです。

投稿: miyajee | 2006年2月19日 (日) 07時43分

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